PARISとアルケ スナンとブルゴーニュへの旅

 

Claude Nicolas Ledoux クロード・エコラ・ルドウー(1736~1806)はフランス革命が起こる迄フランスの王立建築家の立場にあった人物で、neo-classic styleの創造者と位置づけられているが極めてユニークな「かたち」の建築物を計画、設計したことでも知られている。彼の設計したものはPARIS市へ入る門として今も幾つか残っている。残っている最大のものがここ世界遺産にも登録されているArc-et-Senan(アルケ・スナン)にあるLa Saline Royale(王立製塩所)である。

彼はもっと大きな規模のものをつくろうと計画していたが、フランス革命が起り現在残っている規模までしか実現には至らなかった。

PARISからArc-et-Senanに行くにはフランス国鉄(SNCF)のMouchard(ムシャール)の駅からタクシー利用が便利かと思うが、Mouchardの駅にはTGVの直通便は朝夕上り下り各1本、一日合計4本しか停車しない。私の場合朝7時44分PARIS Gare de Lyon発Lausanne行くのTGVを利用。(現在はこの時間とは若干異なっている)Mouchardの駅に10時30分頃に着くと何台かあると思っていたタクシーが1台も見当たらず電話にてタクシーにつながり、駅から十数分で製塩所へ到着。やっと見付けたタクシーなので帰りもMouchardの駅迄お願いしたところ午後は用事が入っており来られないとのこと。製塩所に着くと先ず帰りのタクシーの手配。今度は3回目の電話で帰りの足を確保。

半円形に配置された建築物はパノラマ的であり、中庭に植えられた樹が点景となり、写真に撮った時に「絵になる」構図が得やすい。